独自の教育システム
Education System
3つのチャレンジ
①自己理解・他者理解 ~自分と向き合い、他者と向き合う~

自分とはどういう人間かを理解し、他者と関わりながら生きるために協働しながら他者を理解していきます。

黙念

「黙念」とは、椅子に座って行う「坐禅」です。「座っている自分」だけに意識を集中する行為こそが、禅の教えの根幹です。本校では始業前のルーティンとして、黙念を行っています。

Gyro手帳

本校独自のGyro手帳は生徒一人ひとりが日頃の学校生活を自己管理しながら、将来を見すえて学習活動に取り組むことを目的として、生徒全員に配布しています。日々の学習を記録し続けることで、学習習慣の確立を促します。週ごとにクラス担任がチェックし、励ましのコメントを記入。生徒自身も生活のリズムが整い、学力向上も期待できます。

学校行事

さまざまな学校行事こそ、他者理解の実践の場です。生徒は人と直接関わることや多様な他者と協働することを学び、社会的な資質・能力をそれそれ身につけていきます。

②興味関心 ~経験を通して興味の幅を広げる~

「なぜ」「どうして」と問いを立てて深めていく力が、どのような場でも輝く原動力になります。

メディアセンター&トクスル(図書館)

それぞれの教科エリアには、「メディアセンター」が設置されています。ここには生徒の知的好奇心を育む展示物や大学受験に対応した参考書など、学習関連資料がそろっています。また、生徒が自主的に取り組む「特活自由研究」も展示しています。トクスル(TCSR)は全校生徒による応募でニックネームが決定した本校自慢の図書館です。約5万冊の蔵書を誇る、県内私立中高では有数の図書館です。トクスルは読書だけでなく、チューターによる学習サポートや各教科での利用など、様々な学びの場として活用されています。
TCSR=トクスル T=Tutor:チューター C=Class:授業 S=Studying:自習 R=Reading:読書

特活自由研究

中学1年~高校1年の生徒は全ての教科の中から、自分の希望する教科を選び、夏休み明けに自由研究成果(レポート・ポスター・作品など)を掲出、光華祭の際に各教科教室で特活自由研究の発表を行います。「テーマ設定→課題発見→調査→分析・研究→課題解決・表現」という過程を通して、グローバル社会に必要な「21世紀型スキル」を身につけます。

つるふグローカル・カリキュラム

地球上のどこにいても、多様な他者と自分を大事にしながら、身近な人々と地域のために活躍してほしい。――つるふグローカル・カリキュラムは、この願いを体現することを目標に展開する本校オリジナルの取り組みです。生徒の成長過程に合わせて、学校内での日常的な学びと校外での非日常的な学びを組み合わせて構成され、他者を理解し、連携していく「グローバル」な視点と、自分を理解し、自立して生きていく「ローカル」な視点を併せ持ち、「地球規模で考え、足元から行動する」人材を育成します。
中学校では週1回、7限授業に「グローカル・スタディ」を実施。英語を通して自分自身を内省したり、他者との協働や発表手法を習得するなどのスモールステップを積み上げて、年1回の「グローカル・プログラム」(中1・中2のイングリッシュキャンプ、中3のオーストラリア語学研修旅行)につなげていきます。また、中1から高1まで、週1回行われる「国際理解」の授業では、日本人教員とネイティブ教員のチームティーチングにより、日本と海外の文化の違いや共通点を学んだり、知識を英語で表現することで、双方の文化への理解を深めます。中3以降は希望者対象のプログラム(イングリッシュラウンジ、海外語学研修、ターム留学)と連携しており、生徒自らが目標を設定し、挑戦していくことができます。

③主体性 ~自ら「学びに行く」姿勢を育む~

言われるまで待つのではなく、自らモチベーション高く動いていくことが成長につながります。

本校の指導は6年間を2年ごとのスモールステップとする「3ステージ制」で行っています。

各ステージには、そのステージを担当する専属スタッフを配置し、学年を担当する教員と協力して生徒を育成し、次のステージへと送り出します。専属スタッフを配置することで、その年齢、学年特有の学習面、生活面へのさまざまな課題に対して専門的な対応が可能になります。まるで小さな学校が3つあるような環境で、2年単位の到達目標が設定されているため、生徒は常に“今、自分がやるべきこと”を見極めて学ぶことができます。いたずらに先取りをするのではなく、一人ひとりのつまずきや伸び悩みに対処、克服し、得意分野を伸ばしながら、全員がステージごとの目標を達成して、確実に次のステージに上がることができるようにていねいに指導します。縦割り活動の中で、1年先の先輩という身近な存在がロールモデルになる効果もあり、生徒は大きく成長しています。
中高ともに3学期制、週6日制を採用し、授業は平日6時間、週1回7時間、土曜日4時間で行っています。独自の授業計画を作成し、無理なく希望進路を実現するカリキュラムで指導します。中学校では主要5教科の授業時間を公立中学校より多く設定するほか、実技科目にもしっかり取り組んで興味の幅を広げます。また、週1回の7限の授業は「グローカル・スタディ」として本校ならではの学びに取り組みます。高校では「特進コース」「総合進学コース」に分かれ、それぞれの希望進路に対応する指導を展開して、生徒の成長を促し、合格をサポートしていきます。

中高ともに3学期制、週6日制を採用し、授業は平日6時間、週1回7時間、土曜日4時間で行っています。独自の授業計画を作成し、無理なく希望進路を実現するカリキュラムで指導します。中学校では主要5教科の授業時間を公立中学校より多く設定するほか、実技科目にもしっかり取り組んで興味の幅を広げます。また、週1回の7限の授業は「グローカル・スタディ」として本校ならではの学びに取り組みます。高校では「特進コース」「総合進学コース」に分かれ、それぞれの希望進路に対応する指導を展開して、生徒の成長を促し、合格をサポートしていきます。

教科エリア+ホームベース型校舎

学校生活の中心となる「ホームベース(HB)」を、各教科の「教科エリア」が取り囲む構造になっています。生徒が教室に「来る」のではなく、生徒が学びに「行く」ことで能動的・主体的に授業に参加する姿勢を身につけ、学びへの興味・関心を育みます。ホームベースでは、禅の教えに基づく教育やクラスメイトとの交流で豊かな人間性を育みます。教科エリアでは、教科の特性に合わせた教室と生徒の興味・関心を刺激する「メディアセンター」が設置されています。また、教員が待機する「研究室」があり、わからないことはその日のうちに教員に質問しに行くことができます。

放課後の使い方

多くの生徒が部活動に参加し、心と体、そして、主体性を磨いています。また、学習支援室に常駐する現役大学生チューターに勉強や進路について相談したりする姿が良く見られます。

英語(国際)教育

本校の英語の授業は、生徒主体の対話的学習を中心に展開しています。学習は記憶、理解、応用、分析、評価、創造と段階を踏んで積み上げていきますが、なかでも創造が最も力を飛躍させると考え、授業にも多く取り入れています。たとえば、本文の文法について生徒同士で教え合う、会話文をモノローグにして要約する、文章の行間を推測する、ロジカルディスカッションに挑戦するなど方法はさまざまで、ときには他教科の知識も使いながら、自分の意見を英語で伝えることができる力をつけていきます。
グローバル化が進む現在、「異文化の人々と関わりながら多様な問題に向き合う」ということが必須になっています。今後、英語を使って意見を交わす機会はますます増えていくでしょう。また、国籍、人種、文化、宗教などが異なる人々と互いの価値観を認め合い、ともに生きていく姿勢を持つことも重要です。本校では、英語の授業だけでなく、多彩な国際教育プログラムを用意しています。どんな場所でも臆せず、世界の人々と交流し、自分の特性を生かしていけるように、その基盤となる英語力と国際的なコミュニケーション力を磨いていきましょう。

イングリッシュラウンジ

異文化理解とコミュニケーション力の向上を目的として、週1回放課後に、中3から高2の希望者対象でイングリッシュラウンジを開催。横浜市内の大学・大学院に通う世界各国の留学生たちを招いて、国際交流を行っています。母国語の違う生徒と留学生が、共通言語である英語を用いながら、それぞれの文化を伝えたり、ディスカッションをするなど、さまざまなプログラムに取り組んで、互いに新しい世界の扉を開ける体験をします。英語圏からの留学生ばかりではないため、さまざまなスタイルの英語に触れる機会にもなっています。

イングリッシュキャンプ

夏休みに中1、中2全員参加で行われるイングリッシュキャンプは、中3で行われるオーストラリア語学研修に向けて、実践的な学びが体験できる2泊3日のプログラムです。12~15名が1グループになり、ネイティブ講師とともに課題をクリアしたり、アクティビティに挑戦したり、グループごとに発表を行うなど、朝起きてから夜寝るまで、まさに「英語漬け」になる3日間を過ごし、楽しみながら生きた英語を身につけていきます。

海外での学び・実践

オーストラリア語学研修旅行
中3の3月、全員参加でオーストラリアのクイーンズランド州に滞在する語学研修旅行を実施。住み慣れた場所や親元を離れた異国の地で、これまで学んだことや自分のもつ知識を総動員しながら、現地での暮らしを体感します。ファームステイで家族の一員となって仕事を手伝ったり、壮大な自然の中で自然保全と持続可能な開発をどう共存していくか考えたり、他民族国家であるオーストラリアで多様な人種、文化、価値観に出会ったりと、たくさんの刺激的な体験を積み、生徒は大きく成長して帰ってきます。中学校3年間の集大成となる5泊6日のプログラムです。

海外語学研修
中3から高3の希望者を対象に、夏休みや冬休みの間、アメリカやイギリスなどの英語圏を中心とした国々で語学研修(短期留学)を行います。主にホームステイをしながら、現地の語学学校に通って特別なレッスンを受けたり、幼稚園や学校、老人ホームなどを訪問したり、豊かな自然環境の中でフィールドトリップを行ったりと多彩なプログラムを用意しています。勉強だけでなく、幅広い体験を積むことが、異文化理解やコミュニケーション力向上への糸口となっています。

ターム留学
約3か月間、オーストラリアの南オーストラリア州で、ホームステイをしながら、語学学校や現地校に通う中期留学制度です。短期留学よりも長い期間となるため、より深い内容を学ぶことができるとともに、ホストファミリーや学校でできた友だちとの絆は一層強いものとなります。このターム留学に参加した生徒に対しては、本校での出席日数や成績などで不利にならない配慮があります。

部活動
絆を深め、目標達成を目指します!

体育系8 文化系19 それぞれの部活動で、生徒たちはみずから定めた目標に向けて、一人ひとり、そして仲間とともに、毎日一生懸命努力を続けています。 自分に勝つために、試合に勝つために、目標を達成するために、いろいろな頑張りを通じて、集中力や、あきらめずに努力を続ける力を学びます。そして仲間とのきずなも深めていきます。

進路
進路指導の特徴

本校の進路指導は、「他者と出会うことで、自分が出来上がっていく」という考えのもとで行っています。先生や仲間をはじめとした“人”との出会いはもちろん、勉強で今まで自分の知らなかったことと出会ったり、図書館で心を揺るがす書物と出会ったり、オープンキャンパスで行きたい大学と出会ったりすることも、すべてが「他者との出会い」と考えています。
重視しているのは、現時点での自分の学力や、今、知っている限られた職業の中から安易に進路を決めるのではなく、さまざまな出会いを通して自分自身を理解し、興味・関心がどこにあるか見極めたうえで、進路を選択するということです。そのためにも、本校では幅広く他者と出会える環境を整えています。

スタディキャンプ

高2の夏休み期間中に、特進コース全員と総合進学コースの希望者対象で行います。校外の施設で2泊3日、英語中心に、文系は国語、理系は数学を加えて、難関大学受験を視野に入れた発展的な学習に取り組みます。授業は一コマ100分で構成され、集中力を培います。友だちの刺激も受けて学習意欲に火がつき、受験に向けて本格的にエンジンをかけるきっかけになっています。

各種検定・模擬試験への取り組み

英語検定、漢字検定をそれぞれ年2回、文章検定を年1回、全員が受検するほか、GTEC、数学検定をそれぞれ年1回、希望者が受検することになっています。すべて本校が会場で、受検することがあたりまえの環境が整うとともに、少し背伸びした目標にチャレンジすることが生徒のモチベーションアップにつながっています。ふだんから小テストや新聞コラムの要約に取り組むなど、検定対策も行います。
模擬試験としては、河合塾全統模試、ベネッセスタディーサポート・進研模試・実力診断テスト、リクルート到達度テスト、学研小論文などを実施。現時点の学習の到達度を測るとともに、目標とする大学の入試を視野に入れた自学自習の学習習慣の定着を図ります。

志望進路の傾向

本校では97%の生徒が4年制大学進学を志望しています。国公立大学や早慶上智GMARCHなどの難関私立大学を目標とする生徒が増えていますが、そのほかにも、特進コースから高卒で警察官をめざす生徒がいたり、放射線技師をめざして専門学校に進む生徒がいるなど、それぞれが周りに流されることなく、自分の道を貫いています。どんな進路を選んでも、先生方が背中を押してくれるとともに、クラスメイトとは互いに応援し合い、個性を育て合う関係が築かれています。

カリキュラムの特徴

中高ともに3学期制、週6日制を採用し、授業は平日6時間、週1回7時間、土曜日4時間で行っています。独自の授業計画を作成し、無理なく希望進路を実現するカリキュラムで指導します。中学校では主要5教科の授業時間を公立中学校より多く設定するほか、実技科目にもしっかり取り組んで興味の幅を広げます。また、週1回の7限の授業は「グローカル・スタディ」として本校ならではの学びに取り組みます。高校では「特進コース」「総合進学コース」に分かれ、それぞれの希望進路に対応する指導を展開して、生徒の成長を促し、合格をサポートしていきます。