高校の学び
Junior High School
主体性を持った学び
教科エリア+ホームベース型校舎

学校生活の中心となる「ホームベース(HB)」を、各教科の「教科エリア」が取り囲む構造になっています。生徒が教室に「来る」のではなく、生徒が学びに「行く」ことで能動的・主体的に授業に参加する姿勢を身につけ、学びへの興味・関心を育みます。ホームベースでは、禅の教えに基づく教育やクラスメイトとの交流で豊かな人間性を育みます。教科エリアでは、教科の特性に合わせた教室と生徒の興味・関心を刺激する「メディアセンター」が設置されています。また、教員が待機する「研究室」があり、わからないことはその日のうちに教員に質問しに行くことができます。

2コース制
特進コース
~高い目標を掲げ、最大限に力を伸ばします~

国公立大学や難関私立大学への進学を目指す生徒を対象に、1年次から編成されるコースです。大学受験の最新動向を見すえながら、生徒一人ひとりの希望進路にマッチした学習・進路指導のプログラムを実施しています。 1年次から外部講師による進路ガイダンスや講習・講座(夏期・冬期・春期)、各種模擬試験などを行い、目標とする大学・学部に必要な力を付けていきます。
2年次から文系・理系に、3年次には国公立文系・理系、私立文系・理系の4系統に分かれて希望進路に沿った授業を選択し、より深く学習を進めます。

総合進学コース
~個性や適性に応じた幅広い希望進路に対応したコース~

4年制大学を中心に、鶴見大学・鶴見大学短期大学部を含めた幅広い希望進路に対応。個々の生徒の目標をかなえるために、さまざまな進路ガイダンスや体験学習、模擬試験などで合格をサポートします。指定校推薦については、総合進学コースが優先されます。
2年進級時に希望する進路と学力に応じて、コース変更が可能です。

学びの特徴
学力向上への取り組み
Gyro手帳

本校独自のGyro手帳は生徒一人ひとりが日頃の学校生活を自己管理しながら、将来を見すえて学習活動に取り組むことを目的として、生徒全員に配布しています。
日々の学習を記録し続けることで、学習習慣の確立を促します。
週ごとにクラス担任がチェックし、励ましのコメントを記入。生徒自身も生活のリズムが整い、学力向上も期待できます。

メディアセンター

それぞれの教科エリアには、「メディアセンター」が設置されています。
ここには生徒の知的好奇心を育む展示物や大学受験に対応した参考書など、学習関連資料がそろっています。
また、生徒が自主的に取り組む「特活自由研究」も展示しています。

トクスル(図書館)

トクスル(TCSR)は全校生徒による応募でニックネームが決定した本校自慢の図書館です。
約5万冊の蔵書を誇る、県内私立中高では有数の図書館です。
トクスルは読書だけでなく、チューターによる学習サポートや各教科での利用など、様々な学びの場として活用されています。

 TCSR=トクスル
  T=Tutor:チューター
  C=Class:授業
  S=Studying:自習
  R=Reading:読書

つるふグローカル・カリキュラム

地球上のどこにいても、多様な他者と自分を大事にしながら、身近な人々と地域のために活躍してほしい。――つるふグローカル・カリキュラムは、この願いを体現することを目標に展開する本校オリジナルの取り組みです。生徒の成長過程に合わせて、学校内での日常的な学びと校外での非日常的な学びを組み合わせて構成され、他者を理解し、連携していく「グローバル」な視点と、自分を理解し、自立して生きていく「ローカル」な視点を併せ持ち、「地球規模で考え、足元から行動する」人材を育成します。

中学校では週1回、7限授業に「グローカル・スタディ」を実施。英語を通して自分自身を内省したり、他者との協働や発表手法を習得するなどのスモールステップを積み上げて、年1回の「グローカル・プログラム」(中1・中2のイングリッシュキャンプ、中3のオーストラリア語学研修旅行)につなげていきます。また、中1から高1まで、週1回行われる「国際理解」の授業では、日本人教員とネイティブ教員のチームティーチングにより、日本と海外の文化の違いや共通点を学んだり、知識を英語で表現することで、双方の文化への理解を深めます。中3以降は希望者対象のプログラム(イングリッシュラウンジ、海外語学研修、ターム留学)と連携しており、生徒自らが目標を設定し、挑戦していくことができます。

教科指導力の向上
学習進路指導部による教科指導の統括

"学習進路指導部は学習・進路指導において各ステージを統括する部署であり、生徒の将来の進路を見すえ、学習、進路について各ステージにおける目標、方針を決定します。 教科の責任者からなる「教科主任会議」を直接統括し、学習計画、および進路指導計画に基づいた各教科活動を、よりよい形で実践できるような体制を整えています。"

ステージ5教科責任者の固定化

ステージ5教科責任者は、学習進路指導部の立てた計画に基づき、教科計画を立て、その計画をスタッフで共有して指導をおこなえるようステージ内教科スタッフの指導内容の調整を図っていきます。さらに教科主任会議においてステージ間の学習内容の連携も図っていきます。

ステージ教科スタッフの専従化

ステージ教科スタッフは、より教科指導力をあげるために数年間専従して同じステージの授業を担当します。徹底してその学年、教科に熟達したスタッフとして専門性を発揮することにより、生徒にはその学年、科目についてより質の高い授業を受けることができます。

各学年に学習および進路指導スタッフを配置

各学年の学習および進路指導を専門的な立場で担当することにより、教科指導と学習および進路指導の連携を図ります。

ステージ進級制度

2学年という短いスパンでステージ目標を設定し、それを達成したうえで次のステージへ進級させます。ステージからステージの進級を明確にするために、ステージ目標に基づく学習面の課題発表、達成、検証、さらには修了式の実施、必要に応じて学習指導や面談などをおこなっています。

生活指導力の向上
生徒指導部による学年・ステージ内生活指導の統括

"生徒指導部は、学校全体の生活面の方向性を決め、ステージ活動に関わります。それによりステージ間の生活指導の調整を図りつつ、発達過程に即した必要な計画を実行します。 また、規則正しい学校生活を送るため、学習進路指導部との連携を図り、一貫性のある生活指導を展開します。"

ステージ責任者の固定化

"所属するステージ内の学年を専従で継続して受け持ちます。 学年担当の持ち上がりスタッフだけでは分からない、その発達過程特有の課題や問題への対応や、到達目標の確認をおこない、その学年における学習、生活すべてにおいて生徒をしっかりと見守り、2年後に次のステージへと送り出します。 生徒の学習のつまずきや生活において何を考え、何に迷い、悩んでいるのかなど、あらゆる場面で対応できる力を備えています。"

学年責任者による継続指導

"所属するステージ内の学年を専従で継続して受け持ちます。 学年担当の持ち上がりスタッフだけでは分からない、その発達過程特有の課題や問題への対応や、到達目標の確認をおこない、その学年における学習、生活すべてにおいて生徒をしっかりと見守り、2年後に次のステージへと送り出します。 生徒の学習のつまずきや生活において何を考え、何に迷い、悩んでいるのかなど、あらゆる場面で対応できる力を備えています。"

学年責任者による継続指導

一貫教育の中では経年で継続指導をおこなうことは大切なことです。 学年責任者は固定化や専従が多いステージ内スタッフとは違い、ステージを通じ、担当した学年を入学から卒業まで生徒を見守っていきます。

縦割り教育活動の導入

"毎週1回ステージ単位で計画的な道徳活動を実施します。ひとつ上の学年、ひとつ下の学年を視野に入れた心の成長を図るものです。また、2学年を縦割りにした様々な教育活動を計画的に学校行事に取り入れています。 異なる学年と様々な教育活動を共にすることで、年代を超えた生徒たちの幅広い成長を図ることができます。"

こころの時間(朝礼)

毎朝、宗教的な静かな時間を過ごすことにより1日のスタートの節目を作り、心の成長を図ります。特にステージ単位の朝礼では、上級生といっしょに活動することにより、体感的にその意味を会得できます。

ステージ進級制度

基本的に学習面と同様にステージの区切りをきちんとつけたうえで進級させていきます。 ステージからステージの進級を明確にするために、ステージ目標に基づく生活面の課題発表、達成、検証、さらに修了式の実施、必要に応じて学習指導や面談などをおこなっていく予定です。

生徒メッセージ(特進コース5年)
人の温かさがあふれる学校

この学校には景色が綺麗だったり校舎がピカピカだったりと様々な魅力がありますが、その中で僕が最も魅力的に感じているのが人の温かさです。例えば、友達ではみんなとても優しくて気遣いが出来る人たちばかりです。また、先生も全員温かくて、話しかければ笑って応えてくれるし、勉強で分からないことあればすぐに分かりやすく教えてくれます。これ以外にも部活の先輩後輩だったり、友達のお父さんやお母さんだったり。この学校にかかわる全ての人が温かいです。これがこの学校にある大きな魅力だなと日々の学校生活で感じています。

高校での進路指導

本校の進路指導は、「他者と出会うことで、自分が出来上がっていく」という考えのもとで行っています。先生や仲間をはじめとした“人”との出会いはもちろん、勉強で今まで自分の知らなかったことと出会ったり、図書館で心を揺るがす書物と出会ったり、オープンキャンパスで行きたい大学と出会ったりすることも、すべてが「他者との出会い」と考えています。
重視しているのは、現時点での自分の学力や、今、知っている限られた職業の中から安易に進路を決めるのではなく、さまざまな出会いを通して自分自身を理解し、興味・関心がどこにあるか見極めたうえで、進路を選択するということです。そのためにも、本校では幅広く他者と出会える環境を整えています。 高1、高2は、進路ガイダンスやオープンキャンパスなど、学問との具体的な出会いの場を用意して、生徒が自分の興味・関心に合う希望進路を見つけられるようにしています。そして高3では、それぞれの進路実現に向けて、個別にしっかりと対応し、合格をサポートしていきます。

模試・検定

英語検定、漢字検定をそれぞれ年2回、文章検定を年1回、全員が受検するほか、GTEC、数学検定をそれぞれ年1回、希望者が受検することになっています。すべて本校が会場で、受検することがあたりまえの環境が整うとともに、少し背伸びした目標にチャレンジすることが生徒のモチベーションアップにつながっています。ふだんから小テストや新聞コラムの要約に取り組むなど、検定対策も行います。
模擬試験としては、河合塾全統模試、ベネッセスタディーサポート・進研模試・実力診断テスト、リクルート到達度テスト、学研小論文などを実施。現時点の学習の到達度を測るとともに、目標とする大学の入試を視野に入れた自学自習の学習習慣の定着を図ります。

進路ガイダンス

高校の進路ガイダンスは年3~4回開催します。基本的には生徒対象ですが、保護者も参加できます。進路指導担当の先生による説明会と、各種予備校の講師を招いて行う講演会があり、最新の大学入試の状況と対策を講じる充実した内容で、生徒の学習意欲を高めるとともに一人ひとりのキャリア形成を喚起するきっかけとなっています。

定期テスト・学習フォロー

本校では、ふだんから学校全体で勉強に取り組む文化をつくることを大切にしています。図書館には、スタディルームと呼ばれるおしゃべり禁止の集中エリアのほか、大きなテーブルで仲間と教え合ったり、刺激し合いながら勉強できるオープンエリアがあり、多くの生徒がひんぱんに利用しています。また、図書館と進路指導室に毎日1~2名の現役大学生のチューターがいて、自習する生徒の学習サポートを行うほか、定期試験の1週間前からは、先生方が図書館に待機して、生徒の質問を受け付けるフェローシップを実施。一人ひとりの学力や学習状況に応じて、ていねいに指導する体制が整っています。

三者面談

夏休みに入るとすぐ、全学年で、生徒・保護者・担任による三者面談が行われるほか、春と秋には生徒と担任による二者面談も行い、一人ひとりの生徒にきめこまやかに対応します。高校では、それぞれの興味・関心がどこにあるかを見極め、家庭の方針ともすり合わせて、具体的な希望進路を決定するとともに、模擬試験などの結果を中心に学習状況を確認し、今後の課題や目標を明確にしていきます。

教員メッセージ(学習進路指導部統括部長 山崎 徳洋)
幅広い“他者との出会い”を用意しています

中高時代には、先生や友だちとの出会い、新たな知識との出会い、行きたい大学との出会いなど、たくさんの“他者との出会い”があふれています。本校では、すべての生徒が、こうした“他者との出会い”をきっかけに、自分の学びに進んでほしいと考えて、指導を展開しています。ぜひ、さまざまなことに興味・関心をもって、入学してきてください。みなさんの好奇心を満足させる環境を整えて、お待ちしています。