4学年部の生物基礎の授業において、横浜薬科大学・総合健康メディカル研究センター長の出雲信夫教授に特別授業を担当していただきました。テーマは「オリジナル入浴剤をつくろう」です。
授業の前半では、自律神経に対する薬の効果に関する講演をしていただきました。授業の後半では、大学で用いている実験器具を使用して2種類の入浴剤を調製しました。この特別授業を通して、生徒たちは生物基礎に関する理解を深めるとともに、薬学の一端に触れることができました。
生徒の感想
YNさん
色を混ぜたりして、周りの人と少しずつ違うオリジナルの入浴剤をつくることが新鮮で、あっという間の1時間だった。授業の説明のときも、日常生活で親しみやすい生物・化学として学ぶことができてとても面白かった。もともと、医学・薬学系に興味があったで、将来こういう学部に進学したいとより強く思う授業だった。
TKさん
オリジナルの入浴剤をつくる中で、温泉が与える効果や私たちのからだのしくみや神経系についてなども知ることができ、面白かったです。私は4種類の薬剤の中で一番陳皮が良いにおいで、川芎が一番温泉っぽいにおいがしました。
TAさん
普段使っているような炭酸ガス系入浴剤が3つのもので作れるとは驚きました。また、炭酸の泡がからだに付くことで体の中にガスが入り、血管が拡大して血液の流れが良くなることも知りました。普段は何も考えずに使っている入浴剤でもいろいろな効果があってからだをよくしてくれると分かったので、これから入浴の時間を大切にしたいと思いました。
SKさん
作り方を聞くだけではなく、漢方のにおいをかいだり触れてみることでとても内容が頭に入り、面白い授業でした。薬剤を調製するうえでは、生物と化学のコンビネーションによるもので、かつて授業で習った内容が実際に社会でも使われているのだと感じ新鮮でした。